チーム医療のくすり(その8)
どーもです。

歯を欠落された、すなわち入れ歯の治療は、ウエハマという偉大な先生とのチーム医療を行う事で秋山歯科は救われました。
ただし、歯が全部そろっている、あるいはウエハマの専門分野ではない患者の訴えに対して、まだ言葉にはいえない疑問が、迷いが存在し、あいも変わらず悶々ブルーなアキヤマでした。
ちょっと話を変えてみましょう。現実逃避のアキヤマです。
だって考えがまとまらないんだもん。
どーもです。
演歌、いえ長渕が微妙に入っているアキ山です。
オフクロの感謝をなんとしてでも次につなげなければいけないと考えた僕でした。
不思議なものです。
大学時代の友からそんなにインプラントに悩んでいるなら丸ちゃんの講習会に来いよ。これがコスガとの出会いのきっかけでした。
丸ちゃんすなわち丸山剛郎。この先生は咬合の世界では、西の丸山東の小林といわれた大横綱です。ちなみに上濱先生は東の小林の直系の弟子になります。
西の丸山の講習会でその友より多分ヤツが丸山の考えをよく分かっていると言われ、おもわず声をかけたのがコスガでした。
どーもです。
過去を振り返り、少し元気になり始めた秋山です。(センチメンタルなアキヤマをようやく脱出できそうな秋山です)
何と言っていいかわからず、思わず声を出してしまった言葉が
「先生、儲かっているんでしょ?」
今になると穴があったら入りたい心境です。コスガはニヤッと笑って言いました。それだけは鮮明に覚えています。「儲かってますよ。」
「はぁ」と言った僕でした。すかさずヤツは言いました。「そこでおしまい?」
「えっ」と思わず目を地球儀のようにまんまるにしてしまったアキヤマでした。ヤツは言いました。
「残るの?って聞いて下さい」その意味や大変さも分からずオウム返しをしました。
「残ります?」
ヤツはなぜだか分かりませんが、一言、「何も残りません。」
「えっ」・・・これが僕とヤツとの出会いでした。
悶々とその意味を考えながら(その意味がわかったのはずいぶん先のことでした。)、少なくても今の僕の悩みのヒントを持っているのはなぜだか分からないけどもヤツだろうと僕の直感は不思議と僕に訴えました。
本当に不思議でした。
もう悩みに悩んで出した結論は、蒼いときのおそらく最後のエネルギーだったのでしょう。押しかけ女房状態でした。
「たのむ、教えてくれ」
「いやだ」
「たのむ、そういわずに」
「ムリだから」
「そう言わずに」
「イヤだ」
これを繰り返した1年でした。