チーム医療のくすり(その2)

どーもです。

実は悩んで、この先が書けずに日を変えてあらためて書き始めた僕です。だから、また、どーもから書き始めたと思います。さて、前ページに僕なりに記した定義は、非常に素適なのですが、現実には、どういうことを意味するのでしょうか?

たぶん、オペの世界を考えると分かりやすいのかもしれません。

例えばテレビや書物の世界で見たり聞いたりした事のある“白い巨塔”、“ER”、“医龍” のオペのシーンでは、麻酔科医がいて、外科医がいて、外科医ごとに時として仕事の分業がされ、(執刀医、第一助手、第二助手なんて具合に例えたりするようですよ)看護士がいて、・・・
てな具合に、これは、非常にわかりやすいチーム医療です。

まさに上記に記した構図そのものだと思います。

ところで、歯科で言うチーム医療って何なのでしょうか?

僕は迷いました。

上のオペの例えを当てはめるとするならば、執刀医というものは僕であり、看護士は衛生士になるのだと思いました。ですから秋山歯科ではわかりやすいところでDentist とDental hygiene との関係において、チーム医療化を図っております。
具体的にいえば、例えばインプラント、例えば歯周外科、この関係はぴったり当てはまります(インプラント、歯周外科については、詳しくは治療を知る薬をご覧になってください)。
でも僕は再び悩んでしまったのです。

歯科の疾病がインプラントおよび、歯周外科で解決するのならば、あるいは、感染症だけであるのであるならば、この関係は成立します。
しかし、昨今、人生の質(Quality Of Life)に影響を及ぼすものの中で、筋骨格系の損傷が健康問題の第1位に位置づけられてきています。そしてどうも、この疾病は歯科治療においても避けては通れないものになってきているようです。

それで、僕は再び悩んでしまったのです。

やはり、チーム医療って何なのだろう。

勢いよく本来であれば結論づけたいのですが、僕は逆に悩む事にしました。

なぜならば、医療は、公の物であり、一番は患者の健康な肉体の回復による社会復帰であると思うからです。
少し、故、母のことを書いてみたいと思っております。


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