歯周病
歯周病とは、一般的に歯と歯肉辺縁(歯頸部)に形成されるデンタルプラークを原因として、歯を支持する組織(歯周組織)に生じた進行性の慢性炎症疾患をさす。
そして、歯周病はその広がりから、2つに大別する事が出来ます。

一つは歯肉のみに限局している場合。歯肉炎などと言います。
これはもっとも軽度の状態です。
もう一つは、歯を支える支持組織の歯茎の上皮付着を破壊して、その内部の深部組織に波及して、支持組織の不可逆的破壊が進行した歯周炎といわれる状態になります。
そして、この疾患は、普遍的疾患で、例えば、歯肉炎ですら、世界の成人男子のおよそ、50~90パーセントが有しているといわれる疾患です。
ずいぶん硬い表現にしかならないのですが、結構、厄介な疾患と伝われば、まずは一つ目の目的は、達成です。
ちょっと、満足してしまいます。
さて、そこで、では、なんで、そんな事に、なってしまうの?と言う、原因を知ってみたくなりませんか?
と、一寸強引かも知れませんが(汗)、病因論に入ってみようと思います。