インプラントの診断について(その2)
秋山なこだわりとして、少し、ここまでの事を整理させてください。
確実な診断の為のポイント
- レントゲン診断
- オルソパントモグラフ診断
- 3-D-X診断
- スタディモデル(歯の型をとってつくった石膏模型)による、ビジュアル的な診断
- 他
これらを、元に、診療に活用しております。
“立体的に判断をする”、言い方を変えれば、“見えない世界を、先にいかに正しく立体的に診断しておくか?”ここが、まずは一番始めの大事な準備と、当り前のように考えています。
ところで、実際の埋入となると、理想は、インプラントはなるべくなら径の太いものかつ長めを選択したい。おそらく、多くの歯科医がそのように考えるのでは、ないでしょうか?
しかしながら、上下顎ともに、この二つの条件を難しくしてしまう解剖学的要素があります。
例えば上顎なら上顎洞。左右臼歯部にある、副鼻腔といわれるもの。
例えば、下顎の奥歯小臼歯くらいまで伸びている下歯槽管がそれにあたります。
そこで、安全にインプラントを進めるために、あまりにも難しい症例は、場合によっては、さらに上級者である先生に紹介をさせていただく場合も、あります。安全と、信頼と、患者さんの喜びが第一と考えているからです。当り前の事と、私どもは考えます。
これが、4つ目のポイントです。
この判断までを、実際にインプラントのオペをするまでに、私どもが行っている当り前のルーチンワークです。
快適に過ごしていただく結果を、導くため、私どもが心がけている変わる事のない、診療手順です。